文献紹介

ヴェトナムの歴史および東南アジア史に関する書籍のリストです。タイトルをクリックすると出版情報や内容紹介が表示されます。

日本語文献

日本の東南アジア研究は乱暴に言うと、だいたい年代によって3つに傾向に分かれます。大体の年代ごとに、出版年を昇順(新しいものから)に並べました。

1990年代以降

考古学、文化人類学、民族学、言語学など、関係する諸分野の研究が進み、その成果を積極的に取り入れた研究スタイルが一般書レベルにまで普及する。

1980年代に始まった既存研究への批判や再評価の動きを受けて、1990年代にも新しい視点や概念の提示など、意欲的な研究が行われる。その集大成として『岩波講座 東南アジア史』の刊行が行われた。

2010年代
  • 『中世大越国家の成立と変容』 桃木至朗、2011
  • 『ベトナムの考古・古代学』 西村昌也、2011
2000年代

1990年代

1980年代まで

第二次世界大戦以前は「東南アジア」という概念さえまだ生まれておらず、世界的にその地域に関する研究は植民地支配と深く結びついていた。日本では主に、豊富な漢文の素養を生かして中国文献に依拠した研究が行われた。

1945年以降から1970年代は、東南アジアの民族運動が社会で大きく注目されたが一時的なブームに留まることが多く、時代によって研究の多寡の差が激しい。引き続き、文献に依拠した研究が行われているが、漢字文献以外のソースや地理データも使用されるようになる。

1980年代に入り、現地語や複数の言語を駆使した研究が多数を占めるようになり、複眼的な視点をもつことが研究に要請されはじめる。また、それまでの研究について再評価または批判の動きが目立ってくる。

外国語書籍

英語、中国語、ヴェトナム語の書籍です。特に独立後のヴェトナムは台湾との友好関係を築いており、台湾で出版されたものが比較的多いのが特徴。

雑誌

雑誌です。学術雑誌も、一般向け雑誌も全てここです。

辞書、事典、工具類

工具とは研究に必要な索引や書目等を指します。

コメント

国ごとにしなかったのは、現代の国境が意味をなさない本が殆どであるためです。

更新履歴

2014/05/11 更新

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2010/04/17 更新

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2009/11/29 更新

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なお、現在進行形で積読が増えて困っています。

2009/08/06 更新

『ベトナム文化人類学文献解題』を追加しました。また、ここ数年で入手した書籍をリストに加えています。