山本達郎他(編)『岩波講座 東南アジア史』1巻

出版情報

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副題原史東南アジア世界(10世紀まで)
編者池端雪浦、石井米雄、石澤良昭、家納啓良、後藤乾一、斎藤照子、桜井由躬雄、末廣昭、山本達郎
出版社岩波書店
出版年2001
ISBN4-00-011061-6
価格¥4400(2001年)

内容

岩波講座として発行された東南アジア史概説。他地域の歴史との関係を見直し、仮説をも取り入れて東南アジア史の再構成を図っている。

東アジア・インドとの関係を視野に入れながらも、各東南アジア歴史圏を個別に論じつつ、中国・インド文化の受け手としての東南アジア史を批判し、主体としての歴史を構築しようとしている。考古学による成果を中心に叙述。

目次

  • 刊行のことば
  • 総説 東南アジアの原史 ―― 歴史圏の誕生[桜井由躬雄]
  1. 原史東南アジアの展開
    1. 狩猟採集生活の時代[今村啓爾]
    2. 東南アジアにおける稲作の始まり[横倉雅幸]
    3. 金属器の出現と首長制社会の成立へ[新田栄治]
  2. 初期国家の成立 ―― 10世紀まで
    1. 南海交易ネットワークの成立[桜井由躬雄]
    2. 「中国」と「東南アジア」のはざまで[林謙一郎]
    3. カンボジア平原・メコンデルタ[石澤良昭]
    4. 綿布と旭日銀貨[伊藤利勝]
    5. 林邑と環王[山形眞理子・桃木至朗]
    6. マラッカ海峡交易世界の変遷[深見純生]
    7. ジャワの初期王権[深見純生]
    8. 古代・中世東南アジアにおける文化発展とインド洋ネットワーク[辛島昇]

付録:月報1

  • マイナーな東南アジアからの飛翔[重枝豊]
  • 陶片と歴史[青柳洋治]
  • 「中国史」と「東南アジア史」のあいだ ―― 南越・南漢・南明[吉開将人]

コメント

執筆者の熱意がひしひしと伝わってくるシリーズ。内容はかなり濃いです。典拠判らないものも多いし‥‥私も全然勉強が足りないなぁ。

更新履歴

2008/06/29 更新

目次を単純な方式に変更しました。

2008/01/05 更新

アフィリエイト対応。

2007/04/13 更新

リニューアルに伴い、データをコンバートしました。