山本達郎他(編)『岩波講座 東南アジア史』5巻

出版情報

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副題東南アジア世界の再編
編者池端雪浦、石井米雄、石澤良昭、家納啓良、後藤乾一、斎藤照子、桜井由躬雄、末廣昭、山本達郎
出版社岩波書店
出版年2001
ISBN4-00-011065-9
価格¥4400(2001年)

内容

19世紀、植民地化の進展による国家・社会・都市の変化を地域ごとに分析している。

目次

  • 総説[斎藤照子]
  1. 近代への始動
    1. 阮朝[嶋尾稔]
    2. 近代への対応[斎藤照子]
    3. もうひとつの「ファミリー・ポリティクス」[小泉順子]
  2. 華人の世紀
    1. 阮朝の滅亡と仏領インドシナの成立[坪井善明]
    2. コンバウン朝ビルマと「近代」世界[渡辺佳成]
    3. 19世紀ジャワにおけるオランダ植民地国家の形成と地域把握[植村泰夫]
    4. イギリス領マラヤ[野村亨]
    5. タイの近代国家形成[玉田芳史]
  3. 都市のメタモルフォーゼ
    1. バタヴィア[松尾大]
    2. 都市バンコクの誕生と変容[友杉孝]
    3. ラッフルズとシンガポールの建設[生田滋]
    4. 19世紀のマニラ[寺見元恵]

付録:月報5

  • 十九世紀における東南アジアの再編[Victor Lieberman]
  • アヘン戦争の残響[吉沢誠一郎]
  • インド近代史における公共性の問題[中里成章]
  • 台湾と東南アジア研究[田中則雄]

コメント

5巻は一般的に植民地化の進展とされている時代。でも、そう簡単に「植民地化」とひとくくりにできないものがあります。

更新履歴

2008/01/05 更新

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2007/04/18 更新

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