山本達郎他(編)『岩波講座 東南アジア史』9巻

出版情報

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副題「開発」の時代と「模索」の時代
編者池端雪浦、石井米雄、石澤良昭、家納啓良、後藤乾一、斎藤照子、桜井由躬雄、末廣昭、山本達郎
出版社岩波書店
出版年2002
ISBN4-00-011069-1
価格¥5000(2002年)

内容

独立後の開発独裁と国民統合にいての考察が中心となっている。アジア通貨危機を重要なテーマのひとつとしている。

目次

  • 総説[末廣昭]
  1. 開発体制の形成と変容
    1. タイ ―― 開発と民主化のパラドクス[浅見靖仁]
    2. インドネシア ―― 「開発の時代」から「改革の時代」へ[佐藤百合]
    3. フィリピン ―― 現代史のサイクル再考[淺野幸穗]
    4. マレーシア ―― 経済成長と種族間平等の追求[鳥居高]
    5. シンガポール ―― 開発志向の「強い国家」と「弱い社会」[岩崎育夫]
  2. 東南アジア社会主義の変容と市場経済化
    1. インドシナ戦争 ―― 救国戦争と「貧しさを分かちあう社会主義」[古田元夫]
    2. ビルマ ―― 軍による「開発」の停滞[高橋昭雄(“高”はハシゴ高)]
    3. ベトナム ―― ドイモイの一五年[坪井善明]
    4. ラオス ―― 新経済体制下の模索[鈴木基義]
  3. グローバル化と社会変動
    1. 農業と農村社会 ―― 脱農化と共同体[北原淳]
    2. 新宗教運動の台頭 ―― 社会変動と宗教再生の動き[土佐桂子]
    3. 地域の自意識 ―― グローバル化の中のナショナリズム[藤原帰一]
    4. アジア通貨危機 ―― 東南アジアへのインパクト[平川均]

付録:月報9

  • 国際金融システムの改革[K.S.Jomo]
  • 中小企業の繁栄は、「先進国」でこそ?[尾高煌之助]
  • タイにおける共同体論争[P.Phongpaichit、C.Baker]

コメント

9巻は現代史の、更に私たちが生きる時代そのものを扱っています。

更新履歴

2008/01/05 更新

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2007/04/21 更新

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