アンソニー・リード『大航海時代の東南アジア Ⅰ』

出版情報

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副題貿易風の下で
シリーズ叢書・ウニベルシタス 570
著者アンソニー・リード
訳者平野秀秋、田中優子
出版社法政大学出版局
出版年1997
ISBN4-588-09902-7
価格¥4500(2002年)

原著

Southeast Asia in the Age of Commerce 1450-1680 Volume One: The Lands below the Winds, Anthony Reid, Yale University Press, 1988

内容

東南アジア史の名著とされる。ブローデルの『地中海』にインスパイアされた著作で、地理、生活史、基層文化の記述がこの巻に割り当てられている。

東南アジアに植民地主義が浸出してくるまでの間、16世紀の東南アジアには現代とはまったく違う世界が広がっていた。動的な人間関係、人を殺さない戦争、豊かな生活、女性に支えられた経済活動など現代の常識を覆すヴィジョンが示される。そんな16世紀東南アジアの生活を項目ごとに章立てした本。

なお、2002年の『大航海時代の東南アジア Ⅱ』の発行に伴って、新装版が発行されている。

コメント

こういうものを読んでいると欧米の豊かな史料群が本当に羨ましくなります。

初学者が読むことを前提に翻訳されているので、平易な文で読みやすいです。興味のある項目から読み始めると良いでしょう。

更新履歴

2008/01/05 更新

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2007/04/21 更新

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