古田元夫『ベトナムの世界史』
出版情報
副題 | 中華世界から東南アジア世界へ |
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著者 | 古田元夫 |
出版社 | 東京大学出版会 |
出版年 | 1995 |
ISBN | 4-13-023045-X |
価格 | ¥2678(1996年) |
内容
自国を南の中華「南国」と捉え、中国「北国」と対等化・相対化してきたのが近代以前のヴェトナムだった。これが植民地化、独立運動、ベトナム戦争という時間の流れの中で、華夷秩序という世界認識から離れ、「東南アジア世界」の構成員であるという位置づけを行うまでの過程を論じている。そういう意味で「ベトナムの・世界史」ではなくて「ベトナムの世界・史」の意味合いが濃い。
コメント
(東京大学の)大学1-2年生向けに書かれた講義のテキストなので読もうと思えば一気読みできます。
これを読んだときの衝撃は大きく、読んだ後、実際に眩暈を起こしたのを覚えています。近現代史はこういう研究をするのだと刷り込まれました。
更新履歴
2008/01/05 更新
アフィリエイト対応。
2007/04/02 更新
リニューアルに伴い、データをコンバートしました。
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- Etusho 2007-04-02