アンソニー・リード『大航海時代の東南アジア Ⅱ』

出版情報

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副題拡張と危機
シリーズ叢書・ウニベルシタス 571
著者アンソニー・リード
訳者平野秀秋、田中優子
出版社法政大学出版局
出版年2002
ISBN4-588-00571-5
価格¥4200(2002年)

原著

Southeast Asia in the Age of Commerce 1450-1680 Volume Two: Expansion and Crisis, Anthony Reid, Yale University Press, 1993

内容

『大航海時代の東南アジア Ⅰ』の第2部。

経済の拡張、政治と商業との関係の変容、そして貿易を政治権力によって統制する専制国家の発生を論じている。また、キリスト教・イスラームによる東南アジア諸地域の心性への影響を重視した論述となっている。

以上両者による相互作用の結果として、思想的・経済的多様性が排除されてゆく過程を示すことが著者の主張である。

コメント

相変わらず面白いです。もちろん、彼の視点は決定的という訳ではありません。現在15世紀から17世紀という時代に関して、様々なアプローチがなされています。

ヨーロッパ勢力も登場しますが、あくまで東南アジアで活躍した勢力のいくつかとしてのスタンスとなっています。

更新履歴

2008/01/05 更新

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2007/04/29 更新

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